あの日、私は職場を出た瞬間から、何をすればいいのかわかりませんでした。
「辞めた」という事実だけがあって、次に何をするのか、何も決まっていない。
解放感。
でも少しの恐怖。
この記事では、パワハラで突然退職した直後に私が実際にやったこと・感じたことを正直にさらします。
手続きの話はハローワーク記事に譲り、ここでは心・お金・生活の立て直しに絞って書きます。

退職した日、私がしたこと

職場を出てすぐ、頭の中が真っ白でした。
「よかった」という気持ちと「これからどうしよう」という不安が同時に押し寄せてきて、しばらくその場に立ち尽くしていたことを覚えています。
家に帰ってからしたことはこれだけです。
- 夫に「今日辞めてきた」と連絡した
- 横になった
- 泣いた
それだけでした。その日は何もできませんでした。
それでよかったと今は思っています。
突然退職した日くらい、何もしなくていいです。
退職の日、救われた言葉があった
職場を出る前に、仲良くしていた薬剤師2人に挨拶に行きました。
突然の退職に、2人はとても驚いて、泣いてくれました。
退職理由を話すと、返ってきた言葉は「やっぱり…」でした。
今まで辞めていった人たちも、同じ理由で去っていったことを、2人は知っていたのです。
私は院内で誰が味方かわからず、辛い気持ちを誰にも相談できていませんでした。
20年来の古参で院内に影響力があり、みんなうまく彼女と接しているように見えていたからです。
でも薬剤師の2人も、彼女の態度の問題はずっと感じていた。
その言葉を聞いたとき、胸につかえていたものがすっと落ちた気がしました。
私の苦しみは、私がどんくさかったからじゃなかった。
覚えが悪かったからじゃなかった。
それがわかっただけで、救われました。
もし今、「自分がおかしいのかな」と思いながら働いている看護師さんがいたら、伝えたいです。
あなたがおかしいのではありません。
味方になってくれる人に、誰かに相談してください。
退職翌日からやるべき手続きリスト

退職翌日から動き始めなければならない手続きがあります。
失業保険以外にも意外と多いので、リストにまとめました。
| 手続き | 期限 | 窓口 |
|---|---|---|
| 国民健康保険への加入 | 退職後14日以内 | 市区町村役場 |
| 国民年金への切り替え | 退職後14日以内 | 市区町村役場 |
| 住民税の支払い確認 | 退職翌月から | 市区町村役場 |
| ハローワークへの求職申し込み | なるべく早く | ハローワーク |
特に注意が必要なのが住民税
在職中は給与から毎月天引きされていましたが、退職後は自分で支払う必要があります。
しかも前年の収入をもとに計算されるため、収入がゼロになった後でも高額の請求が来ます。
私の場合、退職後に19万円の請求書が届きました。
収入がない状態でこの金額は本当に驚きました。
退職前に「住民税はいくら来るか」を必ず確認しておくことを強くおすすめします。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 一括払い | 退職後に残額を一括で支払う |
| 分割払い | 市区町村から送られてくる納付書で分割払い |
支払いが困難な場合は、市区町村の窓口で猶予や分割の相談ができます。
抱え込まず早めに相談することをおすすめします。
お金の不安とどう向き合ったか

退職後、一番つらかったのはお金の不安でした。
収入がゼロになる恐怖は、想像以上に精神的な負担になります。
夜中にスマホで求人を見続けたり、家計の計算を何度も繰り返したり。
焦りが焦りを生む悪循環でした。
私がやってよかったのは、まず現状を数字で把握することでした。
- 毎月の固定費をすべて書き出す
- 失業保険でいくらもらえるか計算する
- 何ヶ月生活できるか確認する
失業保険の計算式
直近6ヶ月の給与合計 ÷ 180 × 給付率(50〜80%)= 1日あたりの給付額
「数字にしてみると、思ったより何ヶ月か生活できる」とわかっただけで、少し気持ちが楽になりました。
漠然とした不安は、数字にすることで小さくなります。
心と体を整えるためにやったこと

退職後しばらくは、心も体もボロボロでした。
- 夜眠れない
- 動悸がする
- パワハラのシーンがフラッシュバックする
- 些細なことで涙が出る
これは異常なことではありません。
長期間ストレスにさらされた後の自然な反応です。
私が実際にやってよかったこと
とにかく眠る
最初の1週間は、眠れるときに眠ることだけを意識しました。
また、夜はフラッシュバックで動悸がしたので、心療内科でもらった睡眠導入剤を上手に利用しました。
外に出る
家にこもっていると気持ちが沈む一方です。近所をただ歩くだけでも気分が変わります。
受診する
動悸や不眠が続く場合は、心療内科への受診をおすすめします。
診断書は失業保険の手続きにも役立ちます。
私は適応障害の診断を受けたことで、給付制限が1週間に短縮されました。
SNSや求人サイトを見すぎない
退職直後は判断力が落ちています。
焦って情報を集めすぎると余計に消耗します。

家族への報告・説明はどうしたか

辞める前の日、4年半の経緯、パワハラの内容、母の死に目に会えなかったこと。
話しながら何度も泣きました。
夫の反応は「もうそんなところ明日から行かなくていい」「よく頑張ったね」でした。
その一言で、ずっと張り詰めていたものが一気に緩んだ気がしました。
子どもたちの反応もとても優しく、様子がおかしい私を感じ取ったのか、娘は側でずっと寄り添ってくれていました。
もし家族への説明に迷っているなら
正直に話すことをおすすめします。
「なぜ辞めなければならなかったか」を伝えることで、理解してもらいやすくなります。
転職活動はいつから始めたか

退職後すぐに転職活動を始めようとしましたが、正直、最初の2週間は何も手につきませんでした。
心も体も限界で、求人を見ても何も頭に入ってこない状態。
そんな状態で転職先を決めても、また同じ失敗をする気がしました。
私が転職活動を本格的に始めたタイミング
退職から約2週間後、離職票が届いてハローワークに行ったことがきっかけでした。
手続きをしながら「動き始めた」という感覚が生まれ、そこからエージェントへの登録に進みました。
焦らなくていい、でも続ける
「早く決めなければ」という焦りは禁物です。
ただし完全に止まってしまうと再起動が難しくなります。
ハローワークへ行く、エージェントに登録するなど、小さな一歩を踏み出し続けることが大切だと感じました。
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まとめ|突然辞めても、前に進める
お金の不安、手続きの多さ、心と体の限界。
全部が一度に押し寄せてきました。
でも正直に言うと、「辞めなければよかった」とは一度も思いませんでした。
あんな職場、辞めてスッキリ。
それが本当の気持ちでした。
お金の不安はあっても、あの重苦しい毎日から解放された清々しさの方が、ずっと大きかったのです。
退職直後に伝えたいこと
- 退職した日は何もしなくていい
- お金の不安は数字にすると小さくなる
- 心と体の回復を最優先にする
- 小さな一歩を踏み出し続ければ前に進める
同じように突然退職した看護師さんへ。
あなたは間違っていません。
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