心療内科に行くか迷っているあなたへ|初めての受診。パワハラで適応障害と診断された看護師の体験談

「職場が辛い。ドキドキするし、何度も深呼吸が必要。でも本当に病気なのかな」

そう思いながら、受診をためらっていませんか?

結論から言うと、迷っているなら早めに行ってほしいです。

私は4年半パワハラに耐えながら「自分は大丈夫」と思い続け、退職後にようやく心療内科を受診しました。

診断名は適応障害でした。

ぴぃ子

「もっと早く行けばよかった」というのが正直な気持ちです

この記事では、心療内科を受診するまでの気持ち・実際の流れ・受診してよかったことを体験談としてお伝えします。

迷っている看護師さんの背中を少し押せたら嬉しいです。

目次

「本当に病気なのかな」と思いながら退職した

退職する前から、心身の不調はありました。

  • 夜眠れない
  • 動悸がする
  • 出勤前に気持ちが重くなる
  • 息苦しくなって、深い呼吸を何度もする
  • パワハラのシーンがフラッシュバックする

でも「これって病気なのかな」という確信が持てなかった。

看護師として働いてきた私には「病気とはこういうもの」という基準があります。

熱がある、検査値が悪い、明らかな症状がある。

そういうものが受診が必要な「病気」だと思っていた。

自分の状態はそれとは違う。

「ただ職場が辛いだけ」「気持ちの問題」「もう少し頑張れば大丈夫」そう思いたかったのです。

だから退職するまで、受診しませんでした。

退職後に心療内科に行くことを決めた理由

退職後、ハローワークに失業保険の手続きに行ったとき、担当者から「就労可能証明書」をもらいました。

「心身の不調で退職した場合、医師に記載してもらう書類です」という説明を受けたとき、初めて「受診しなければ」という気持ちになりました。

それまでは「心療内科に行く」という選択肢が、なんとなく遠いものに感じていました。

でもハローワークの手続きという具体的な理由ができたことで、背中を押された気がしました。

心療内科や精神科は予約が取りにくい、それでもあきらめないでほしい

一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。

心療内科・精神科は今、予約が取りにくい状況。

メンタルヘルスへの需要が高まっている一方で、医師の数が追いついていないのが現状です。

私自身、予約の電話を5〜6件かけました。

「新規の患者さんは受け付けていません」「初診は数ヶ月待ちです」という返答が続きました。

実際に診療所まで足を運んで受診をお願いしたこともありましたが、「初診は電話予約が必要です」と言われて帰ることも。

でも、あきらめないでほしいのです。

予約を取るためのコツ

複数の病院に同時に電話する

1件断られても次へ。5〜6件かけることは珍しくありません。

キャンセル待ちをお願いする


「キャンセルが出たら連絡してほしい」と伝えると、予約が早まることがあります。

かかりつけ医に相談する


内科・婦人科など普段かかっている医師に相談すると、心療内科への紹介状を書いてもらえることがあります。

紹介状があると予約が取りやすくなる場合も。

オンライン診療を活用する

最近はオンラインで受診できる心療内科も増えています。予約が取りやすく、自宅から受診できるので負担が少ないです。

朝一番に電話する

キャンセルが出やすいのは診療開始直後です。朝一番に電話すると予約が取れることが。

予約の電話を何度もかけるのは心が折れそう…でもその一手間が、自分を守ることにつながります。

自分で電話をかけるのがしんどい時は家族や友人に協力してもらうのもいいと思います。

初めての心療内科|受診前の不安と実際の流れ

受診する前は、いろんな不安がありました。

  • 「大したことない」と思われないか
  • 「本当に病気じゃない」と言われたらどうしよう
  • 何を話せばいいかわからない

予約の電話を入れるのも、少し勇気が必要でした

実際の流れ

ステップ内容
予約電話で予約・初診は時間がかかることが多い
問診票記入症状・いつから・睡眠・食欲など
診察医師との面談・症状や経緯を話す
診断・処方診断名の説明・薬の処方
診断書必要な場合は依頼して作成してもらう

実際に受診してみると

初診時は時間をさいてしっかり話を聞いてもらえました。

「いつ頃から」「どんな症状が」「職場でどんなことがあったか」を丁寧に聞いてくれました。

「大したことない」と言われるかと思っていたのに、私の話をしっかり受け止めてもらえた感覚がありました。

ぴぃ子

「ああ、来てよかった」と思いました

「適応障害」と診断されて

診断名は適応障害でした。

適応障害とは、特定のストレス因子(今回の場合は職場のパワハラ)によって心身に症状が出る状態です。

診断名を聞いたとき、正直ほっとしました。

「やっぱり気のせいじゃなかった」「自分がおかしいんじゃなかった」という気持ちです。

長い間「自分の気持ちの問題」と思い込んでいたものに、ちゃんと名前がついた。

それだけで少し楽になりました。

薬も処方されました。

睡眠の質を改善するものと、気持ちを落ち着けるものでした。

飲み始めてから、夜眠れるようになっていきました。

診断書をもらって変わったこと

心療内科を受診して診断書をもらったことで、具体的に変わったことがあります。

失業保険の給付制限が短縮された

通常、自己都合退職の場合は給付制限があります。しかし診断書を提出したことで、給付制限が大幅に短縮されました。

退職から初回支給まで約7週間で受け取ることができました。

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ハローワークでの申し立てに活用できた

パワハラの申し立てをする際、診断書は重要な書類になります。

録音などの決定的な証拠がなくても、診断書があることで「精神的な苦痛を受けていた事実」を示すことができます。

自分の状態を客観的に把握できた

「ただ辛いだけ」と思っていたものが「適応障害」という診断名になることで、自分の状態を客観的に見られるようになりました。

「回復するためにどうすればいいか」を考えられるようになった気がします。

看護師だからこそ受診をためらう気持ち、わかります

看護師という職業には、奉仕の精神が根底にあります。

患者さんのために、職場のために、チームのために。

自分のことは後回しにして頑張ることが「当たり前」になっている。

「つらい」と感じても「もっと大変な患者さんがいる」「私が休んだら迷惑をかける」と自分に言い聞かせてしまう。

その奉仕の精神が、自分を追い詰める原因になっていることがあります。

患者さんには「無理しないでください」「早めに受診してください」と伝える私たちが、自分のことになると「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」と後回しにしてしまう。

看護師あるあるだと思います。

看護師として患者さんのケアをしてきた私には「自分が患者になる」ことへの抵抗もありました。

「これくらいで心療内科に行くのは大げさかな」という気持ちです。

でも今は思います。

看護師だからこそ、早めに受診してほしい。

自分を大切にできない人が、患者さんを大切にし続けることはできません。

まず自分を守ることが、長く看護師を続けることにつながります。

心療内科は特別な場所ではありません。

心と体の不調を診てもらう医療機関です。

心療内科を受診してよかったこと

改めてまとめると、受診してよかったことはこれです。

  • 「気のせいじゃなかった」と確認できた
  • 話を聞いてもらえて気持ちが楽になった
  • 睡眠が改善された
  • 診断書で失業保険の手続きがスムーズになった
  • 自分の状態を客観的に把握できた

一番よかったのは「一人じゃない」と感じられたことです。

パワハラを受けている間、誰にも相談できず孤独でした。

心療内科で話を聞いてもらえたことで、初めて「味方がいる」と感じました。

まとめ|迷っているなら早めに行ってほしい

心療内科に行くことをためらっている方へ、伝えたいことがあります。

「本当に病気なのかな」と思っていても大丈夫です。

心療内科は「明らかな病気」でなくても受診できます。

「なんとなく辛い」「眠れない」「職場が怖い」それだけで十分な受診理由です。

今日からできること

  • まずはかかりつけ医に相談する
  • 心療内科・精神科に予約の電話を入れる
  • 受診前に症状・いつから・きっかけをメモしておく

私は受診が遅くなったことで、早めに動けたはずのことが遅れました。

迷っているなら、早めに行ってほしいです。

あなたの辛さは本物です。

心と体が落ち着いてきたら、少しずつ次のステップを考えてみてください。転職活動を始めるときは、焦らず自分のペースで進めることが大切。

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